相続手続きを始めようとすると、
「何の書類が必要なの?」
「戸籍はどこまで集めればいい?」
「銀行や不動産では同じ書類を使える?」
と迷う方は少なくありません。
相続では、手続きの内容によって必要書類が異なります。
まずは、代表的な書類を一覧で確認しておきましょう。
相続手続きでよく使う主な書類
代表的なものは次のとおりです。
- 戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍
- 住民票
- 住民票の除票
- 戸籍の附票
- 印鑑証明書
- 遺言書
- 遺産分割協議書
- 固定資産評価証明書
- 登記事項証明書
- 預貯金の残高証明書
- 有価証券の残高資料
- 本人確認書類
ただし、すべての相続で同じ書類が必要になるわけではありません。
相続人の人数や財産の種類、遺言書の有無などによって変わります。
1.戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍
相続手続きでは、まず「誰が相続人なのか」を確定する必要があります。
そのため、亡くなった方について、原則として出生から死亡までつながる戸籍を確認します。
必要になることが多いのは、
- 戸籍謄本
- 除籍謄本
- 改製原戸籍
などです。
結婚、転籍、戸籍制度の改製などにより、複数の市区町村から取り寄せる必要があるケースもあります。
2.住民票・住民票の除票
相続人の住所確認や、不動産の相続登記などで使われることがあります。
亡くなった方については、住民票の除票が必要になることもあります。
手続き先によって必要書類が違うため、取得前に確認しておくと無駄がありません。
3.印鑑証明書
遺産分割協議書を作成する場合、相続人全員の実印を押印し、印鑑証明書を添付することが一般的です。
銀行口座の解約や不動産手続きでも提出を求められることがあります。
金融機関によっては「発行から○か月以内」などの指定があるため、早く取りすぎない方がよい場合もあります。
4.遺産分割協議書
遺言書がなく、相続人全員で財産の分け方を決める場合に作成します。
誰が、
- 不動産を相続するのか
- 預貯金を取得するのか
- その他の財産を受け取るのか
などを明確にします。
内容に不備があると、銀行や法務局などで手続きが進まないこともあるため注意が必要です。
5.固定資産評価証明書
相続財産に不動産がある場合に必要になることがあります。
固定資産評価証明書には、土地や建物の評価額が記載されています。
相続登記や税務手続きなどで使用します。
6.登記事項証明書
不動産の所有者や所在地、地番などを確認するために使います。
「どの不動産を相続するのか」を正確に把握するためにも重要な書類です。
7.残高証明書
銀行預金を相続する場合、亡くなった時点の預貯金残高を確認するために取得することがあります。
相続税申告や遺産分割のための財産確認にも使われます。
銀行ごとに取得方法や必要書類が異なるため、それぞれ確認が必要です。
手続きごとに必要書類は違います
例えば、
銀行口座の解約
- 戸籍
- 印鑑証明書
- 遺産分割協議書
- 本人確認書類
など。
不動産の相続登記
- 戸籍
- 住民票
- 固定資産評価証明書
- 遺産分割協議書
など。
相続税申告
- 戸籍
- 財産資料
- 残高証明書
- 不動産関係書類
など。
このように、手続き先によって書類が少しずつ異なります。
書類は「何を取るか」だけでなく「どこで取るか」も大切
相続手続きでは、
- 市区町村役場
- 法務局
- 金融機関
- 証券会社
- 税務署
など、複数の窓口に問い合わせることがあります。
そのため、
必要書類
取得先
取得方法
提出先
を一覧にしておくと、手続きが進めやすくなります。
書類を集め始める前に、相続全体を整理することが大切です
相続では、「とりあえず戸籍を取る」だけでは十分ではありません。
まずは、
誰が相続人なのか
どんな財産があるのか
どの手続きが必要なのか
期限があるものは何か
を整理することが重要です。
必要書類は、その後に洗い出した方が効率的です。
一般社団法人 相続手続士業の会では、戸籍収集、相続人確認、財産確認、遺産分割協議書、金融機関の手続きなど、相続手続きをまとめてサポートしています。
「どの書類を集めればよいか分からない」という段階でもご相談いただけます。
相続手続きのご相談はこちら
https://sozoku-expert.net/inheritance-support/
※必要書類や手続き内容は、相続関係や財産内容、提出先によって異なります。各専門家はそれぞれの資格・業務範囲に応じて対応します。
This content is restricted to site members. If you are an existing user, please log in. New users may register below.