~相続の意味を考えたことはありますか?~
登録番号 67
沖田行政書士事務所
行政書士 沖田齢次 先生
様々な考え方があると思いますが、私はその重要な意味として、
自分の「血の系譜(世代から世代へ受け継がれていく連続性)」の中で、蓄積された財産(時には負債)を自分が受け継ぐこと(時には放棄すること)と同時に、次の世代に引き継がせるもので、相続とはその承継の具体的な作業であると考えています。
昨今の日々の生活の中で「血の系譜」を考える機会は極めて少ないと思いますが、何かをきっかけに考え始めるとめずらしく哲学的な思いにふけるものです。この土地は、いつ・だれが・どうやって手に入れ、どのように維持しそれぞれの世代で活かされてきたのだろうか? そもそも自分の父が・祖父が・曽祖父、、、が、いつ・どういう因果でこの地に辿り着いたのか、等々思いを巡らすのは珍しいことではないと思います。